2009年4月23日木曜日
ボルドー研修 第3日目 Part 1
ラ・パレットのソムリエ渋谷です。あっという間に3日目に突入!
この日も良く眠れたせいか6時過ぎに目が覚めました、ところが、まだ外は薄暗い・・・また寝ようかと思いました寝れず、フランス語を理解できないくせにテレビニュースを観ていました。眺めていたという方が正しいかもしれません。(麻生総理が出ていた事とイタリアで起きた大地震の事ぐらい、他の事は全く分かりませんでした・・・) 朝食も美味しいパンやコーヒーなどをしっかり食べながら、自由行動があるサンテミリオンを考えていました。
9時にバスに乗り、最初の訪問先 Maison du Vin de saint-Emilion へ向かいました出発。向かう途中には
Ch.Petrusで有名なポムロール地区を通り、通訳兼ガイド役である一之瀬さんがシャトーの位置説明を行う度に視線やカメラを前後左右に動かし外を食入るように観ていました。(カメラの調子が良くなかったので思うように撮影ができず、残念・・・)
バスの中から、畑を観察していて土質や色、起伏などの違い、しっかり手入れされている畑とそうではない畑を見ることができ、Tシャツ姿で畑の作業をする方々が、ブドウの芽が出始める時期にもしっかりと手入れを行こなっていました。ワインを飲むときにはワインの色、香り、味わいとは別にワインを造り上げている方々の思いも一緒に味わう必要があると強く感じました。
そんな事を感じているうちに Maison du Vin de saint-Emilion に到着。赤いコートを着た綺麗な女性が我々を待っていました。(赤いコートが妙に印象的でした。)
まず、サンテミリオン、ポムロール、フロンサック 各地区の生産量、植樹本数、土壌、歴史などについて細かく講義して頂きました。興味深かったのは、サンテミリオン地区格付け(Grand Cru)格付け規定についてでした。(10年ごとに見直され06年に行われた格付けは無効になり話題になりました)
Grand Cru を名乗るためには細かな規定があり、生産者の方々は大変な努力と日々の積み重ねを行っていることを知ることができました。テイスティングは赤ワイン6種類(うち1つはブラインド・テイスティング)。ブラインド・テイスティングで出されたワインは誰も言い当てることができまず、正解はサンテミリオン格付け Ch.Figeac 96。香り、味わいに複雑性があり、酸味、渋みのバランスが良いワインでした。
美味しいワインは、畑で大切にブドウを育て、丁寧にワインに造り上げるものだと実感しながら、次の訪問先へと向かいました。
テラスでひとときを・・・
登録:
投稿 (Atom)