2010年3月11日木曜日

アトリエとパレット


(遠藤さんの育てたリンゴを使った、昨年10月のメニュー“リンゴのタルト”です)


食生活を通して、大和市を中心に、子育て支援活動、食育普及活動を行っている「食のアトリエ」というグループがあります。
以前、ラ・パレットでも「食のアトリエ」さんが企画した、地元の野菜(小林さんの育てたトマト)や果物(遠藤さんの育てたリンゴ)を使ったメニューを作り、活動に参加させていただきました。
その「食のアトリエ」さんの憲章がとても良いので、皆様にご紹介させていただきたいと思います。
私もレストランという食の仕事に就いているので、とても心に響きました。


<わたしたちはみな命を食べている>

思えば不思議です。
食べるということは、無数の他者が自分になること。
さっきまで「りんご」だったものが、一口かじったとたんに「わたし」になるのです。
そのりんごを育てた太陽の光や、ふりそそいだやわらかな雨、
吹き抜けた風や、大地の滋養が、めぐりめぐって、わたしになる。
つまり、わたしはりんごを育てた「環境」そのものを食べたことになる。
そう思えば、この世界を、いつまでも汚れのない、美しい世界にしたいと思います。
きれいな水、きれいな空気、きれいな大地があってこその、わたしのすこやかな命なんです。
食べるということは、世界とつながること。
地球をまるごとかじること。
めぐりめぐる命のひとつとして輝くこと。
「いただきます」の一言に、みんながその気持ちを込められれば、
世界はきっと、もっともっと美しい場所になるでしょう。


ホームページに活動情報・内容などが掲載されています。ご興味のある方は、是非、ご覧ください。
http://shokunoatorie.web.fc2.com/