2009年10月9日金曜日

ルビー色の大根


ビーツ




ライトフレンチディナーコース  秋鮭の黒ゴマ焼き ビーツソース



ライトフレンチランチコース   ビーツのムース ゆず風味のサラダ

ビーツを使った料理に、ロゼワインを合わせてみてはいかがでしょうか? 今月はボルドー地方のロゼワインがおススメです!!


・甜菜、サトウダイコン
・ビーツ、ビート(英)、
・べトラーブ(仏)

地中海沿岸地方原産の二年草。肥大した根から砂糖をとる甜菜(テンサイ)、葉を食べる不断草(フダンソウ)と同種。日本には18世紀初頭に伝来し、明治始め頃に再び導入されましたが、普及されませんでした。
最近は、サラダにも使われることも多く、消費量は増えているようです。形はカブに似ていて、濃いルビー色、主に根の部分を食べますが、アクが強く、かなり固いため、茹でてから料理に使われます。

<ビーツとワインの意外な関係>
ワインの醸造過程でグラニュー糖を入れてアルコール発酵を促すこともあります。
現在は砂糖はあまり高価な調味料ではありませんが、18世紀頃は贅沢品でした。18世紀後半には西インド諸島やブラジルからサトウキビで作られた砂糖が世界中に普及していましたが、フランスでは政治的な背景で安定して輸入されていませんでした。
そんなある時、プロシアの化学者がビーツの液中に糖分を発見し、ベルリン在住のフランス人にとって抽出方法を完成させました。そこでナポレオンはフランス北部の土地に植えるように命じたそうです。
サトウダイコン(ビーツ)とサトウキビからできる砂糖の分子構造は完全に等しく、精製した後の外見と味は変わらないそうです。