2010年2月10日水曜日

イタリアを代表するワイン


イタリアワインの代表的なワインの一つ、“キャンティ”。「花の都フィレンツェ」のある、トスカーナ州産赤ワイン。個性的なフィアスコのボトル(わらずとの瓶)として、とても有名です。


映画「ローマの休日」にも使われていました。アン王女(オードリー・ヘップバーン)が普通のタンブラーグラスでワインを飲んでいるが印象的でした。
牛肉の赤ワイン煮や羊乳のチーズと一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか!?
キャンティ片手に“中央林間シチュー”(中央林間の休日・・・というのはいかがなものでしょう?)


ボトルに藁を包んだ始まりは、ローマ時代、現在のようにしっかりとしたボトルではなく、型を用いない手吹きのガラスで、薄く球根状なうえ、いびつで破損も多かったようで、藁や小枝細工で包み、瓶を直立不動に支え、破損を防ぐためだったそうです。藁に包まれたキャンティのボトルはそのなごりのようです。


金色のリンゴ









今月のメイン料理の一品 “鶏と海老のアンサンブル トマト風味のソース”


今月のお勧めイタリアワインとご一緒に!!(軽いタイプの赤ワインがピッタリではないでしょうか・・・)



トマトといえばイタリアを頭に浮かぶ方が多いのではないでしょうか? 
イタリア語で“ポモドーロ pomo-di-oro 金色のリンゴ“と呼ばれています。南米アンデス高原原産のナス科。16世紀の大航海時代、スペイン人によりヨーロッパに持ち帰り、その後、イタリア・ナポリに運ばれました。当時は果実が小さく、実が黄金色をしていたようです。(主に観賞用だったようです)
17世紀に入ると、ナポリの南、ヴェズヴィオ火山の麓の火山灰地に植えられ、トマトは赤い実をつけ、果実は真っ赤になり、果実がジューシーで皮が柔らかくフレッシュソースに使われるようになりました。
イタリアでは主に、プーリア州、カンパーニャ州などの南イタリアで生産され、品種の大半はアメリカで開発されたハイブリっト種のローマ種(丸型)で、長細いサンマールツァーノ種など130種ほど栽培されています。(サンマールツァーノ種はナポリの南を流れるサレルノ川流域にあるサンマールツァーノという町で生まれた)