2010年2月22日月曜日

松竹梅






先日、散歩の途中に神社に寄り、交通安全と無病息災を祈願してきました。

神社に植えられていた、松、竹、梅です。

慶事の象徴、「松・竹・梅」。

中国の文人画で好んで使われる画題「歳寒三友」の一つで、日本には平安時代に伝わり、江戸時代に広く伝わったようです。

「松、竹は寒中でも色褪せず、梅は寒中に花開く」。中国の文人の理想 「清廉潔白・節操(心や行いが清く正しく、私欲、不正など、うしろ暗いところが全くないこと)」表現したもの。

日本では「松竹梅」を「目出度い」ことの象徴ですが、本来の中国での認識とは大きく異なっているようです。

2010年2月20日土曜日

生誕200年


1810年2月22日はショパン(フレデリック・フランソワ・ショパン)の生まれた日。(3月1日説もあります)
ポーランド出身のポーランド人のアイデンティティーを強く持った、ピアニスト・作曲家です。

作曲のほとんどがピアノ独奏曲で、「ピアノの詩人」とも呼ばれています。
「ボロネーズ」は7歳で作曲、「革命」は、1831年に故郷ワルシャワが陥落した悲痛な思いを表現した曲、恋人の犬をモデルにした「小犬のワルツ」、「別れの曲」はとても有名ですね。

ラ・パレットではショパンの曲を流しています。
ショパンの調べを聴きながら・・・ お食事のひとときをお楽しみください・・・。

2010年2月19日金曜日

すこし苦いもの





イタリア産のアーモンドの香りを持ったリキュール “アマレット”。
アーモンドではなく、杏仁豆腐等にも使われるアンズの核が原料です。アンズの核の蒸留液に数種類のスパイスやハーブ抽出液をブレンドし熟成させ、シロップを加えたリキュールです。アルコール度28℃の甘いお酒です。

イタリア・ミラノ市・サノ―ロ町の「イルヴ・サローノ社」で開発した“ディサノ―ロ・アマレット DISARONNO AMARETTE”が最も有名です。
アマレット Amarette はイタリア語で「すこし苦いもの」という意味です。

ブランデー&アマレットの「フレンチ・コネクション」、ウィスキー&アマレットの「ゴッドファーザー」、ウォッカ&アマレットの「ゴッドマザー」というカクテルがありますが、アルコール度が高いので、シンプルにロックや炭酸水で割って飲むのがおススメです。


毎週金曜日22:00~24:00迄バータイム特別営業しています。
ワインやカクテルなどで週末のひとときをお過ごしください・・・。

2010年2月17日水曜日

パスタ “リゾーニ”






パスタのリゾーニです。スープやサラダにも使われます。

今月の一品「オマールエビのロースト サフラン風味のリゾーニ添え」に使っています。
南イタリアのワインと一緒に!!


リゾーニは、お米の形をしたパスタです。パスタは、水とデュラム小麦の粗挽きだけで作られています。
パスタには、生パスタと乾燥パスタがあり、南イタリアがギリシャの植民地時代だった古代ローマ時代がきげんとされ、乾燥パスタは12世紀前後にアラビア人がシチリアに伝えられ、ミラノ付近で発達したようです。南イタリアでは乾燥パスタ、北イタリアでは、生パスタをよく使われてようです。

2010年2月16日火曜日

ロミオとジュリエット




鱈のポワレ 西洋ゴボウ添え スダチ風味
今が旬の鱈に爽やかなスダチのソースで仕上げています。


バターを使ったソースですので、コクのある白ワインも合いますが、柑橘類の香りのするフレッシュな白ワインにもピッタリです!! 今月はイタリアワインフェアなので、アドリア海にも面しているヴェネト州の白ワイン「ソアベ」がおすすめです。


ヴェネト州にはヴェローナという町があり「ロミオとジュリエット」の舞台になったことでも有名です。

映画や舞台などでご覧になった方は多いのではないでしょうか。プロコフィエフやチャイコフスキーは「ロミオとジュリエット」を題材とした曲を作っています。音楽を聴きながらワインを楽しんでみるのもいいのではないでしょうか!?

音楽の話の序でまでに・・・。
恒例となり、“音楽と料理の競演”をテーマにお届けしている「神田 将プレミアサロンコンサート」を3月24日(金)に開催。今回は“ウィーン”をテーマに、スペシャルゲストに藤原歌劇団のプリマドンナ 藤原真友美さんと共に春のひとときをお届けします。
ディナータイムにご来店のお客様にはオーストリア産スパークリングワイン“WHITE Secco 200ml”を
1本プレゼント!!







イタリアを代表するお酒





世界中で知られているイタリアのビター系のリキュール「カンパリ」、鮮やかな真紅色をしたほろ苦さと甘味のあるリキュールです。今月はイタリアワインフェア!! 食前酒として、是非お楽しみ下さい!!


1860年、ガスパレ・カンパリによって創り出されました。彼は、ミラノの大聖堂の前にあった自分のバーの地下室で、オレンジピール、キャラウェイシーズ、コリアンダー、カルダモン、リンドウの根などの種々の草根木皮、約40重種類を配合して創り上げました。
初めは、「ビッテル・アローソ・トランディア(オランダ風苦み種)」と名前が付けられていましたが、彼の息子 ダビデ・カンパリの代になって家名の「カンパリ」を酒名としたそうです。

その他のビター系リキュールには、マルティニ・ビター(イタリア)、フェルネット・ブランカ(イタリア)、アメール・ピコン(フランス)、スーズ(フランス)、ウンダーベルグ(ドイツ) 等があります。


2010年2月14日日曜日

“アンシ”のチョコレート


昨年、あるお客様から頂いた、“アンシ”の絵が包み紙に描かれているチョコレートです。フランス旅行に行かれた際のお土産です。“アンシ”の絵がとても可愛いので、冷蔵庫に大事に保管したままでした・・・。バレンタインデーなので頂きました!!美味し~い!!


アンシ(本名 ジャン=ジャック・ヴァルツ)はフランスの絵本作家・画家。アルザス地方・コルマールの生まれで、アルザスをモチーフにした絵本で知られています。

日本初入荷!!






日本初入荷のオーストリア産スパークリングワイン 


“White Secco Schlumberger ホワイト・セコ・シュルンベルガー 200ml” 妖精をイメージさせてくれる優しく、ほのかな甘みのあるフレッシュでフルーティーなスパークリングワインです。(日本初入荷特別価格 1,500yen)
食前酒としておススメです!!

ヴァインフィアテルという、オーストリアで最大で最も北に位置する栽培地域で、ヴェルシュリースリング種、シャルドネ種、ヴァイスブルグンダ―種をブレンドして造られています。ヴェルシュリースリング種は、オーストリア固有品種グリューナー・ヴェルトリ―ナー種に次いで多く栽培されいる品種です。「外国のリースリング」という意味ですが、リースリング種とは別品種でルーマニア産とされています。

シュルンベルガーは、ハプスブルグ家御用達の1842年創業のオーストリア最古のスパークリングワインメーカーです。創業者のロベルト・シュルンベルガーはフランスのシャンパンメーカー「ルイナール」のセラーマスターを長年勤め、伝統的な造りを継承しています。



2010年2月13日土曜日

サン・ヴァレンティーノ


2月14日はバレンタインデー。
ラ・パレットでは、2月14日(日)迄 バレンティーノコースをご予約のお客様には「ヴァローナのクーヴェルテュ―ル(チョコレート)」をプレゼント!!大切な方と是非ご来店ください。


バレンタインデーの由来は、イタリア・ウンブリア州・テルニという町の聖バレンタイン(サン・ヴァレンティーノ)教会にあるようです。
2世紀頃、今のウンブリア州・テルニの町に生まれたキリスト教の聖人・聖バレンタインがテルニの教会の司祭となり、彼は全ての人々が訳隔てなく愛する人と共にいられるよう願っていました。
ローマに移った後も、祝福を受けることを望み、彼のもとには愛し合う男女が訪れていました。また彼に祝福されると幸せになれるというウワサが広がっていきました。
しかし、当時はキリスト教が認められてはいなく、迫害を受けていた時代。その頃の皇帝は、男達が結婚をして家庭に留まり軍隊に入らないことを恐れ、自由結婚禁止令を出してしまったそうです。
聖バレンタインの噂が皇帝の耳に入り、彼は見せしめとして処刑されてしまい、その日が2月14日だそうです。一旦はローマ近くの荒れ果てた教会に埋葬されましたが、弟子達によって、彼の故郷であるテルニに持ち帰られ、その教会が「聖バレンタイン教会」でした。

イタリアでも「Festa de ll'amore(愛のお祭り)」があり、盛り上がっているそうです。

2010年2月12日金曜日

いよいよ開幕!!



2月13日(土)から、いよいよバンクーバーオリンピックが開幕します。
雪不足が心配されていましたが、無事開催されます。
様々な種目で日本選手が期待されていますが、悔いのない試合をしていただきたいと思います。


バンクーバーのあるブリティッシュ・コロンビア州はワインの産地でもあります。ブリティッシュ・コロンビア州と東海岸のオンタリオ州で、オンタリオ州は、カナダ全体の約80%を占めています。
アイスワインの生産が盛んですが、赤ワイン、白ワインも生産されています。
オリンピックを観ながらカナダワインというのも趣があるかもしれませんね・・・。(飲みすぎと夜更かしにはほどほどにですね・・・。 皆様、あまり家に籠らずに、ラ・パレットにお食事に来てくださいね!!)

バンクーバーオリンピックのロゴ意味が気になったので・・・。

オリンピックロゴ(左)カナダ北部で先住民族イヌイットが道しるべとしている石像"inukshuk(イヌクシュク)"を現代風に描いた「イラナーク」だそうです。オリンピックカラーの5つの石が、両手を広げた人の形に積み重ねられ、青と緑はバンクーバーの海岸と森林、赤はカナダの象徴カエデ、金色は夜明けを表現しています。イヌイットにとって石像は希望・友情・歓迎といった意味があり、「イラナーク」はイヌイットの言葉で友人を意。

パラリンピックロゴ(右)バンクーバーの空と太陽、そして海、大地をデザイン化した人物像です。これは、新たな高みへと挑戦する、選手達の内なる強さと自己改革を表し、バンクーバー2010冬季パラリンピックが、選手と、スポーツに対するカナダの情熱、そして世界でも指折りの冬の大自然をひとつにする祭典であることを象徴しています。

2010年2月11日木曜日

オリーブ






“からだにやさしい焼き野菜の盛り合わせ”
イタリア産のオリーブオイルに自家栽培したハーブを漬けたオイルをお好みでかけてお召し上がりいただいています。 

一緒に合わせるワインは、ハーブの香りを感じさせてくれるフレッシュな白ワインがおススメです。


100%生の天然素材をそのまま搾ったオリーブオイル。酸化しにくく、炒めてもフライに使ってもあまり劣化しにく、皆様もご承知のようにヘルシーなオイルです。
リノール酸やオレイン酸などの不飽和脂肪酸には、血液中のコレステロールを抑制する働きがあります。動脈硬化や血栓症の予防に効果的と言われています。
オリーブオイルは、トマトやパスタと同様にイタリアを代表する食材です。イタリアでは、北部3州以外の全土で栽培され、半分以上はプーリア州産。9月から10月に収穫されるオリーブは生食用、11月~翌年1月にかけて収穫されるのがオイル用とされています。各地方産のオリーブオイルを好みによって使い分けているそうです。一般的には、リグーリア州産は軽く、トスカーナ州産は緑色が深く香りが豊か、プーリア州産はアーモンド香があり思いといわれています。

2010年2月10日水曜日

イタリアを代表するワイン


イタリアワインの代表的なワインの一つ、“キャンティ”。「花の都フィレンツェ」のある、トスカーナ州産赤ワイン。個性的なフィアスコのボトル(わらずとの瓶)として、とても有名です。


映画「ローマの休日」にも使われていました。アン王女(オードリー・ヘップバーン)が普通のタンブラーグラスでワインを飲んでいるが印象的でした。
牛肉の赤ワイン煮や羊乳のチーズと一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか!?
キャンティ片手に“中央林間シチュー”(中央林間の休日・・・というのはいかがなものでしょう?)


ボトルに藁を包んだ始まりは、ローマ時代、現在のようにしっかりとしたボトルではなく、型を用いない手吹きのガラスで、薄く球根状なうえ、いびつで破損も多かったようで、藁や小枝細工で包み、瓶を直立不動に支え、破損を防ぐためだったそうです。藁に包まれたキャンティのボトルはそのなごりのようです。


金色のリンゴ









今月のメイン料理の一品 “鶏と海老のアンサンブル トマト風味のソース”


今月のお勧めイタリアワインとご一緒に!!(軽いタイプの赤ワインがピッタリではないでしょうか・・・)



トマトといえばイタリアを頭に浮かぶ方が多いのではないでしょうか? 
イタリア語で“ポモドーロ pomo-di-oro 金色のリンゴ“と呼ばれています。南米アンデス高原原産のナス科。16世紀の大航海時代、スペイン人によりヨーロッパに持ち帰り、その後、イタリア・ナポリに運ばれました。当時は果実が小さく、実が黄金色をしていたようです。(主に観賞用だったようです)
17世紀に入ると、ナポリの南、ヴェズヴィオ火山の麓の火山灰地に植えられ、トマトは赤い実をつけ、果実は真っ赤になり、果実がジューシーで皮が柔らかくフレッシュソースに使われるようになりました。
イタリアでは主に、プーリア州、カンパーニャ州などの南イタリアで生産され、品種の大半はアメリカで開発されたハイブリっト種のローマ種(丸型)で、長細いサンマールツァーノ種など130種ほど栽培されています。(サンマールツァーノ種はナポリの南を流れるサレルノ川流域にあるサンマールツァーノという町で生まれた)

2010年2月9日火曜日

クーヴェルテュ―ル couverture



今月の14日(日)はバレンタインデーです。
ラ・パレットでは、2/9(火)~14(日)の期間にバレンタインコース(5,040yen)をご予約のお客様には、
ヴァローナのクーヴェルテュールをプレゼント!! 是非、ご賞味して下さい!!


<ヴァローナ>
ジャン・ギロネ氏というフランス菓子職人が、1922年に南フランスのローヌ地方のタン・レミタージュに「ショコラトリー・デュ・ヴィヴァレ」を創立。その後、「ヴァローナ」が正式な名として確立しました。
厳選したカカオを使用し、全世界の、ショコラティエやパティシエに愛用されています。もちろん、ラ・パレットでも使用しています。

<クーヴェルテュール couverture>
フランス語で「覆う」という意味の製菓用として加工されたチョコレートです。
国際規格では、「純カカオ固形分35%以上、カカオバター31%以上、無脂カカオ固形分2.5%以上、カカオバター以外の代用油脂は使用不可」 など細かい規定があります。
最大の特徴は、一般のチョコレートと違う口溶けです。原料であるカカオは常温では固形ですが、28℃前後では溶け始め、30℃以上になると完全に溶ける性質を持っています。